「そんなに韓国調べて好きなの??」
(ゆ)茶化しなのか何なのかわかりませんが、たまにこうした感じの皮肉ったコメントをいただくことがあります。
折角の機会なので、このチャンネルがどういう視点や考えを基に制作されているかについて、改めて話しておこうと思いました。
以下は、コメントとして返信したものを加筆編集して掲載します。
韓国について
(ゆ)個人的に興味があるのは韓国より中国です。
どちらも好きかと聞かれると「うーん・・・」ですけど、大変興味はあります。
韓国は、政策にしても産業にしても日本に似通っているという点と競合するという点で興味あります。
特に政策なんかは良くも悪くも色々と参考になると思っていますね。
最低賃金問題はいつも注目していますし、産業への支援や投資喚起なども注意深く見守っています。日本の各業界への影響も少なくありませんからね。
コンテンツとして面白く成立させることや、視聴者の意向もあっていじったりしていますけど、わたしは嫌悪感とか侮蔑感とか、そういうものはありません。
もちろん政治的な衝突にはイラッとして嫌悪感を覚えますけど、それ以外で理由なく見下すつもりもありません。
いわゆる保守系と呼ばれる人たちの意見を見ていますと、韓国や中国へのライバル心からか、何かと材料を見つけて中韓はクソ、日本は最強みたいに言っているのを目にします。
特定の視聴者層を強く意識してだと思いますが、現実にはそうではないと認識しています。
中韓に共通しますが、後追いな分、不要なステップを飛び越して日本より進んでいる部分もあると認識してています。
現実は直視して認める部分は認めます。
スマートフォン、半導体、自動車、造船、鉄鋼、競合するものは何もかもですね。
日本を礼賛ばかりして中韓をひたすら低く見る情報はハッキリ言って役に立ちません。焦点の当て方が偏りすぎです。
中国について
(ゆ)中国は様々な点で制度的に大きく異なりますが、やはり産業では競合していますし、大きな市場ですから当然注目しています。
政治と個人個人がスッパリ分かれているので別々に見ているつもりです。
中国政府と一般国民の考え方は全く違います。
ネットだけを見ていると、中共礼賛の愛国主義者だらけのように思えるかもしれませんが、そんなのはほんのごく一部に過ぎません。
政府の考えも個々の中国人の考えも、日本や他の国とは大きく異なりますので、どちらにも興味があり、探究心は尽きないです。本当に面白いですよ。
中国は外交部が平日は毎日記者会見して時事ネタにコメントをくれるのでネタも見つけやすいです。これ、開かれた報道のためにやっているんですけどね。
中国は日々世界各地で軋轢を生んでいるため、他のアジア諸国や欧米でも何かと話題になります。Chinaの文字が出てこない日はないでしょうね。
各国のサイトのメディアに触れることができますし、様々な国や地域の事情を交えてお伝えすることができるという点で、韓国よりも中国情報というのは意味あるものになるので、個人的には中国情報の方をお伝えしたいんですよね。
ちなみに中国共産党については、変化を繰り返して生きながらえている点は評価しますが、臆病な独裁的な組織として批判の対象としています。
できるだけ感情的で表面的な批判はせずに、たくさん調べて切り崩すようにお伝えできればと勉強の毎日ですね。中国関連の書籍は非常に勉強になるのでよく読んでいます。
よくある嫌韓反中チャンネル?
(ゆ)よくある嫌韓嫌中チャンネルのように、中韓は全部ゴミクソ、日本は何でも最強とか言うつもりはサラサラありません。米国追従が正解とも思いません。
盲目的で現実を歪めた見方ばかりしてると頭がおかしくなりそうだし、どんどん現実が見えなくなりそうなので・・・。
そもそもああいうのって特色があまりなくて、見なくても内容がわかるというか、いつも期待通りの内容ですよね。それがいいんでしょうけど・・・。
その方が特定の視聴者を集めることができて商売的に儲かるので、みなさん上手くやっていますよね。あの人達が本心ではどう考えているかは知りません。
もし本当に偏った一部分しか見えてない人は絶望的と思いますが、何にせよ尖って偏った見方をした方がチャンネルとしては成功しますよね。
ただ、同じような批判の繰り返しで、教育的価値はそれほどないと思います。論調が似たり寄ったりだし・・・。
それらと比較するとこのチャンネルはぼんやり系だと思います。中韓に対する攻撃的な姿勢が鮮明ではないというか、表現も激しくありませんので・・・。
「わたしの興味」と「視聴者の皆さんの興味」の一致点を模索しながら、コンテンツとして視聴者のニーズに応え、意味や価値のあるものを提供できればと毎回捻り出しているつもりです。
権利問題について
(ゆ)記事とネットのコメント(韓国の場合はあれ、みんなNAVERですよね・・・)をコピペしてちょいちょいとお決まりの一方的な批判を書けば楽ですが、権利問題もあるのでやりません。
やってたけどもうやりません。激しく煽って短期的に儲けて散るのが今時のトレンド(ある意味中国的な短期ビジネスのやり方?)ですが、それはもうやらないです。細々でも老舗になれるよう頑張ります。
他のサイトやチャンネルで横行しているような、画像や映像も盗んで勝手に使ったりしません。引用だとか主張したり、問題があったら取り下げますとしていますが、ああいう使い方は明らかに盗用であり、違法ですよ。バレなきゃOK的な。
大半がきちんと著作権表示もしていないし、引用元も事細かに明示されていませんし。
チャンネルでは画像や映像については、クリエイティブ・コモンズのものを利用しています。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは(https://creativecommons.jp/licenses/)
基本的には自由に改変が可能で、表記の義務もないパブリックドメイン(CC0 Public domain または CC PDM 1.0)のものです。でもほとんどの場合ソースは明示しています。勝手に盗んできたものではないと主張するためです。
必要に応じて表記が義務づけられている(BY: Attribution)は使用しています。各国政府が提供しているものの中にもこれに近いライセンスのものがありますね。
商用利用不可(NC: No Cash)のものや改変不可(ND: No Derivs)のもの、ライセンス継承(SA: Share Alike)、これは同様に誰でも利用可能なクリエイティブコモンズとして提供するというものですが、そういうものは一切使いません。
中国や韓国をパクリだと批判して、そのサイトが各種コンテンツをパクっていたら話にならないですからね。そういう初歩的な矛盾は生みたくありません。
色々な意味で後ろめたいことはやりません。
どこでも見られるよくある保守系のアレ、というものではなく、他よりも価値ある内容を提供したいと考えています。
政治性向とまとめ
(ゆ)わたしは非自民、政権不支持の"自称"リベラル保守です。これはあくまで自称。他の人からこう言われたことはないですね・・・。
こういう立場なので、ネットのガチ保守の人からはあまり人気がありません。
ネット保守の皆さんからは軟弱だとか左翼的とか言われていると思います。
いわゆる革新の人から仲間扱いされることも一切ありません。もろ極右扱いです。
まあ、いわゆる保守の人たちよりは左翼メディアだとか言われるものや左翼系書籍なんかは断然読む方ですね。やはり勉強になりますし、彼らもそれなりの理屈を通してきているので参考になります。
知らなければ批判もできないし、表面的な批判をしても絶対に勝てませんからね。あっち側だけで騒ぐだけならそれで十分なんでしょうけど。
なので本棚はいわゆる左側のものが多いですかね。保守は論調が単調なのであまり読む気にならないです。「正論」とか「HANADA」「NEWSWEEK」とかああいうのに出てる人たちのはね。いつも同じでウンザリする。
と、最初に書くべきだったのかもしれないですけどこのような感じです。
一応人気商売なので、提供するものはニーズに沿ったウケを狙ったものを作っているつもりです。なので個々に書かれている一部とは一致していないかもしれませんが、そのような理由があってということです。
ちなみにしらゆきさんについてですが、政治のことはあまり分かっていません。そういう意味では一般人代表なのかもしれませんね。