#0250 韓国軍上層部更迭か?繰り返される不祥事と全く進まない対策・・・。韓国社会の現実・・・
ここのところ韓国空軍での女性軍に対する不祥事が相次いで明らかになり、軍の対応に疑問が投げかけられています。
長年問題となっていますが、命懸けの訴えも改善は遅々として進んでいないようです。
今回の3行まとめ!
- 苦しみの末命を絶った女性兵士・・・
- 騒ぎの中に明らかになった別の事件
- 軍首脳部の責任問題にまで?
その間に軍内部で行われた様々な組織ぐるみの隠蔽工作や、怠慢な捜査、被害者への精神的な圧迫が明らかになり、大きな問題となっています。
加害者は今も拘束されず、日常生活を送っていると軍人権センターは指摘しています。女性は婚姻届を提出した日に命を絶ちました・・・。
こうした悲しい報道が韓国国内を駆け巡る中で、また新たに軍内の性的被害が明らかになり、更なる波紋を呼んでいます。
5月初めにまたしても空軍で、女性兵士に対して隠し撮りを行った軍幹部が現行犯で逮捕されたと報じられています。
容疑者のスマートフォンやUSBメモリなどから隠し撮りされたとみられる大量の画像が発見されたようです。
多数の情報提供者によると、女性軍宿舎への不正侵入を繰り返し、不法な撮影を繰り返し行っていたことが分かっています。
被害者は多数に及び、その階級や部隊も様々で、軍人権センターは事態は極めて深刻だとしています。
所属部隊は、加害者の戦役が8月までと残り少なく、転出させることもふさわしくないという理由で加害者と被害者の分離も行わなかったということです。
撮影物の流出状況も把握しておらず、それぞれの状況に応じた対策も一切取られていないという事です。
軍人権センターは最も基本的な被害者の保護措置が適切に行われず、保護システムが機能していないとして、軍首脳部の更迭が避けられないとしています。
編集所感
今回の概要!
- 余りに悲しすぎる事件・・・
- そういう問題だらけ・・・
- 平等はどうあるべきなの?
選択した理由は、然るべきところから公開情報が提示されていて、著作権的に非常に扱いやすいからです・・・。
この、命を絶つという選択については非難したいと思いますが、その本人にのしかかった重荷はわたしたちには推し量ることは難しいです。
子供の自殺も、仕事を苦にしたものも、こうした軍という組織内のものも、共通しているのはある種閉鎖された社会ということです。
その外側にも別の社会があって、そこに抜け出して生きていくことはできますが、考えがそこに及ばないほど追い詰められることもあるのでしょう。
また、こうした性的被害が絡んだ場合は、本人にとって一生の傷にもなりますから、生きていくことが堪えがたいと感じることもあるのでしょう。
自ら命を絶った女性は、恋人と共に婚姻届を提出し、その後に「わたしの体を汚した」「全ては加害者のせいだ」と音声を残しています。
軍人権センターによると、2013年にも2017年にも上官のセクハラによって女性兵士が命を絶っているとしています。
命懸けで世に問うても、大きな改善は見られず、悲しい事件が繰り返し起きているのです。国を守る国軍でですよ?
この大統領請願を見に行った時に気付いたのは、請願の中にこうした性暴力が関わる案件が非常に多いという事です。
上位に来ているものの半数近くがそうでした。中にはある大学の教授を名指しした捨て身の請願もありました。伏せ字になっていますけどね。
中国でもこうした訴え方が流行っていると言ったら難ですが、しばしば目にすることができます。
今の時代恐ろしいもので、共産党の幹部だろうが何だろうが、中国の場合は一旦吊し上げられると直接的な行動に出るようですからね。
実名や所属が分かれば人肉攻撃といって、実際に大勢の人々が職場に押しかけたりするそうですね。
実名が分からなければ人肉捜査と呼ばれる個人特定捜査が開始されるそうです。
中国の場合は言論の自由がないので、ネットという場でその鬱憤が晴らされるのですが、韓国では人権保護の名目で実名報道すらありませんからね。
韓国でも旋風を巻き起こした#MeTooは、被害者が匿名の場合もありますが、少なくとも相手の実名を晒して自らに向けられる社会的非難覚悟で戦います。
世論を味方に付けられなかったり、十分な証拠を示せなかったり、相手の社会的地位による圧力などで潰されるリスクも背負うことになります。
日本でそれほど#MeToo運動が拡がらなかった背景には、こうした理由があったと思われますし、マスメディアもあまり活動を支援しませんでした。
女性が社会的弱者だというのは一部では正しくあり、一部では正しくありません。きっと今後男性の性的被害者も多く出るでしょう。
ただ、先ほどの理由と同様で、自らを被害者だと主張し、相手を追い詰めるのは容易なことではありません。
それは社会や人々の奥底に潜む意識によるものも影響していると思います。
大統領請願を見ていて気になったのは、「女性も徴兵対象に含めて下さい」というものです。
男女平等社会に於いて、筋が通っている主張なので、政府がどう弁明するのか個人的に注目しています。
男性の徴兵率は非常に高いけど少子化で兵力不足。女性は身体的に軍服務に適していないというのは差別ではないか?
確かに女性兵士は少なからずいますし、近代化した軍隊は昔とはかなり異なります。
女性の社会への参画や男女の権利平等が叫ばれる中で、女性は弱者だという見方もあります。それは社会の不平等から生まれているわけですが・・・。
韓国も中国もそして日本も、世界の男女平等ランキングでは似たり寄ったりですが、権利と義務と、そして社会の平等はどこまで適切に実現されるのでしょうか。
日韓双方のメディアでは、韓国の方が男女平等が進んでいると言う意見をよく目にします。
ただ、こうした様々な重い課題が残されていることも知っておく必要があるでしょう。
お〆め
あつまれ!しらゆき姫のてんこ森
第79話 しらゆきさんの虫とのたたかい
「え?オレのが採用?」とおっしゃっていたご本人さま、お気づきの通り、えーと、えーと、お名前がまだ覚えられません。コパネマコパカバーナさんだっけ?
なんだかこのようなどうでもいい会話を楽しみにしている方が少なからずいるようで、姫はすごくうれしいです!
さて、そんなみなさんに朗報です!
毎朝晴れた日はベランダに出て、「赤虫」チェックをしているんだけどね。今日はなんと、1匹だけだったのです。あれ?匹でいいんだっけ?
いつもは5匹以上いるんだけどね。
6月に入ってとうとう絶滅し始めたみたい。あのネットニュースは本当だったね。
コンクリートマンションにお住みのみなさん!
でも次は蚊が出てくるんだよねぇ。
虫はきらい!どんな虫も許すまじ。