#0213 韓国への信頼失墜!韓国首相を徹底批判したイラン!米国も韓国批判・・・
イラン側は烈火のごとく怒りをぶつけ、メディアも韓国への集中砲火を浴びせています。
米国のイランへの制裁もあって、韓国は最大限の努力をしましたが、全く評価されませんでした。
今回の3行まとめ!
- 韓国に失望したイラン
- 韓国もお金を返したい?
- 韓国の居場所がない・・・
チョン首相と会談したイランのジャハンギリ第一副大統領は、韓国の銀行がイランの資産を凍結したことで、「韓国の地位が低下した」と話しました。
(参考)IRNA 2021/04/11
「韓国はトランプ政権時代に違法な制裁を課した米国の圧力に屈して、イランのオイルマネー約70億ドルを凍結した」というのがイラン側の認識です。
韓国は2015年の核合意後に、イランとの関係を回復し、広範な投資を行ってきました。
しかしトランプ政権が2018年に核合意を一方的に脱退したことをきっかけに、サムスンやLGなどが市場から撤退。制裁に加担してイランを苦しめることとなりました。
韓国側は凍結された資金について、このお金はイランのお金であり、主人に返すのが正しい」「一日も早くイランに返すことが出来る道を見つけなければならない」と話しました。
また「凍結資金を返すことは大韓民国の国益からも当然だ」「国際的制約のためにまだ正常に実行されていないが、今後の凍結資金を返すための努力が必要」と述べています。
この発言を受けて米国国務省は「イラン制裁に対する米国の立場は変わらない」とし「韓国で凍結されている資産は、米国との協議後にのみ解放される」と釘を刺しています。
(参考)MT 2021/04/13
チョン首相はラリジャニ最高顧問とガリバフ国会議長とも会談しましたが、ここでも韓国に対する厳しい批判が展開されました。
「残念ながら、現在、韓国はイランの対外経済関係の中で居場所がない」「韓国と良好な関係にあるビジネスマンでさえこの慣行に不満を抱いている」と韓国を評価しています。
来年両国は外交樹立60周年を迎えることから、アジアの2つの国として関係を維持・強化すべきだという考えで一致したようです。
編集所感
今回の概要!
- 米国の外交政策に左右される韓国
- 色々提案は出したけれど・・・
- 核を持つ国との取引と考えると・・・
背後にはイスラエルの意思もあり、そこに米国が寄り添っていることで問題は複雑化しています。日本や韓国のように葉先の国にとってはとても面倒な話です。
日本とイランの関係も韓国と同様で、米国の外交政策という外的要因を除けば悪い関係ではありません。まあ、その影響がいつも極めて大きいんだけど・・・。
イランでは韓国の立場は全く理解されず、韓国政府は努力不足だとみています。で、それをメディアが大声で叫び続けています。
韓国は可能な範囲で様々な案を出していますが、少なくともイランを満足させるようなものではなかったようですね。そう、一応韓国も何もやってないというわけではないんです。
当初の予定では、韓国船舶が拿捕され、その抑留解除とこの資金凍結について話し合うことになっていましたが、会談の直前にイラン側は韓国人を解放。
イラン側はすべきことをしたので韓国も韓国がやるべきことをやって誠意を見せるべきだ、という態度で臨んだことと思います。
韓国側はその期待をあっさりと裏切ったということになってしまったので、イランからしてみれば失望の上塗りといったところでしょうね。
医療品を提供するとか、COVAXへのワクチン代金の支払いに使うとか変化球での返金を提案したようなんですけど、イラン側はまずとにかく外貨が欲しい。
自らの裁量でお金を使いたいですから。なのでこうした小手先の手段は無用なようですね。別に医療品なら韓国以外からも購入したいだろうし・・・。
一応米国はバイデン政権になって核合意へ復帰しようとしていますが、その米国からは韓国に対して厳しい注文がつきました。
韓国の国益だなんて言っていますが、中国のそれと比較すればイランとの関係は極めて小さいものなので、ここで米国に楯突くという考えはないようですね。
米国にひたすらいじめられてもイランに貢献すれば色々得るものもあるかと思いますが、メリットは少ないと考えているのでしょう。
ここで恩を売っておくのも一つの手だと思うんですけどね。そういう考えはないようです。日本もだけど・・・。
イランの国営メディアはいいたい放題。北朝鮮と良好な関係にあったのに韓国にも気遣いして関係を維持してやったとか言っていますね。
韓国人は貿易相手として信頼できないとか、LGやサムスンの撤退で家電市場が混乱したとか恨み節だらけです。
その、イランからの石油の禁止措置に各国が賛同したのですが、韓国はその購入期限が来る前にイランからの輸入をやめたそうなんですよね。それに対しても怒りを募らせていました。
なんだか南北の関係と同じようになっていますね。米国の政策に阻まれて一歩も前進できないって。
そう考えると現在の韓国政府がいかに中国を重要視しているかというのが浮き彫りになってくるように思います。
わたし個人としては、もう韓国は米国を気にせずにやりたい放題やっちゃってもいいんじゃないかなと。
その、米国大好きな保守系が最近力を増してきていますし、大統領選挙も近いので波風を立てたくないというのがあるんでしょうね。大統領選挙があるのはイランも同じらしいけど。
米国のイラン核合意復帰を見据えたとしたら今回は絶交のチャンスだったかもしれません。
どうせ米国からの信頼も揺らいでいるし、数ヶ月から1年後には資産凍結も解除できるかもしれない。
あれだけ苦しい時に韓国はきちんとお金を返してくれたというのを印象づければ、その後関係改善した時に色々な面で優位に立てると思うんですけど・・・。
まあもうサムスンやLGは入ってこれないだろうけどね。あんな後ろ足で砂をぶっかけるようなことしちゃったから。
その結果、イラン国内の家電メーカーがシェアを伸ばせたということのようですが・・・。
実際問題として、核が関わる国ということで、非常に繊細な問題です。イランに過剰に友好的に接すれば、じゃあ北朝鮮はどうなる?ということになるので韓国としても扱いづらい問題なのです。
今回のチョン・セギョン首相の大統領選挙出馬前のイラン訪問を、単なるイラン旅行と批判する人たちもいますが、意味が全くないわけでもなかったと思います。
韓国の首相が訪問するのが44年ぶりだったらしいですからね。あと、こうした感染症があるなかで、わざわざイランを訪れる人なんていないので、ある意味歓迎はされたようです。
結果は本当にまったくと言っていいほど評価されていませんけどね。ただ、イラン人からすればそう考えるのも無理はないと思いますね。
お〆め
そして・・・しらゆきさんは今宵もまた・・・
去年はコロナが怖くてずっと家に引きこもっていたよね。ベランダで運動したり、本読んだりしてた。今年も同じような感じになっちゃうのかなー。
そういえばゆるりんは花粉症だよね。今年はひどくならなかったんじゃない?やっぱりアレのおかげなのかな?