中国愛国者審査で香港の民主化完全終了させる・・・。米国は何かできるのか?

#0194 中国愛国者審査で香港の民主化完全終了させる・・・。米国は何かできるのか?



(ゆ)中国は全国人民代表大会の最終日に香港選挙制度の根幹を揺るがす法案を採択しました。
これにより事実上香港民主派の議会への参加は不可能となり、民主化活動に更なる制限が加えられました。
これをもって香港の民主化活動は息の根を止められたと言っても過言ではないでしょう。

今回の3行まとめ!

  1. 香港選挙制度最悪の改変
  2. 中国ネットで賞賛の嵐
  3. 香港行政区長官も大歓迎

(し)中国は全国人民代表大会の最終日、選挙制度改変案を事実上全員一致で可決しました。


これによって立候補者は資格審査委員会によって愛国者かどうか審査されることとなり、香港民主派の立候補は困難になると思われます。

今回は区議会の議席削減については触れられていませんが、選挙制度変更作業の中で直接選挙枠は削減されるものとみられています。

こうした動きは統治機構からの民主派一層が狙いであるとして欧米諸国から非難の声が続出しています。

中国メディア新華社通信はこの報道後のネットでの喜びの声を紹介しています。


それによると「香港を再び救済してくれた中央政府に感謝します!」「香港の反中国混乱を完全に解消しましょう!」「愛国者が香港を統治し、家族とすべてが繁栄します!」と、こうしたコメントが中国各地から続出しているそうです。

香港選挙制度の抜け穴が埋められ、香港を支配する愛国者の原則を実行しているとも評価しています。

香港特別行政区長官林鄭月娥は数日前に「我々の政治システムに非愛国者はいらない」と発言していましたが、彼女の希望が通る結果となりました。

彼女は「この決定に確固たる支持と心からの感謝を表明します」「香港は独特な利点を有効に活用し、中央当局の強力な支援を得られるようになる」と話しています。

編集所感

今回の概要!

  1. 香港にトドメを刺した中央政府
  2. 愛国=中国共産党への忠誠?
  3. 米国は一石を投じられる?

(ゆ)香港の民主化活動は死んだ。国安法成立時にわたしは思わずそう感じてしまいました。

その後も抑圧に負けずに活動を続ける民主派の人々に心打たれる部分はありました。

しかし次第に締め付けは強まって、結局小さな灯火さえもことごとく踏み潰される結果となり、そして今回とどめを刺されたということでしょう。

およそ200年前に清朝を蹂躙した欧米列強への復讐は一つの完成に達したと言えるでしょう。

もはや英国は大英帝国ではなくなり、香港返還後もその影響力を徐々に失い、今や干渉できる力すら持っていないと言えるでしょう。

この中国共産党のいう愛国ってね。ホントほとほと疲れるわ。

実質中国=中国共産党なわけであって、愛国=中国共産党支持というわけですよ。まあ北朝鮮も同じだけど・・・。

とどのつまり、中国人=中国共産党支持者という方程式も概ね成り立つわけですけれども、完全にイコールではないと信じたいです。

まあ1%もいないですけどね、中国共産党に抵抗する中国人なんて。

いたとしても具体的な活動を行っている人は更に少ないでしょう。

中国共産党曰く一つの中国であるわけだから、香港を愛する=中国を愛するでなければいけないというわけですよ。

香港をそういう地域にしたいらしいです。世間ではこれを香港の中国化と呼ぶわけですけれどもね。

香港を香港として愛する人たちが政治をすればいいじゃないと思いますけど、それだと一国二制度ではないと言うわけなんですよね。

もはや一国二制度の意味すらわかりませんけど、制度がどうあれ中央に刃向かってはならないというのが根底にあるということでしょうね。

中国にとっては幸いなことに香港の民主化活動が本土に飛び火することはなく、香港の民主化を混乱を生み出す暴徒と定義することに成功しています。

残念ながら本土の中国人は、自由を求めて戦うよりも、安定的な経済成長を実現している指導部に支配され続ける事を選んだわけですよ。

今後5年10年でこうした考えに変化が生まれるかどうかは分かりませんが・・・。

香港の一部の人も同じような考えを持っていて、民主化だろうが中央による統治だろうが変わらないと彼らは言うでしょう。

報道なんかでもね、どっちでもいいから騒いで経済が止まるのだけは勘弁と言っている人たちもいましたし。

ともあれ香港の物語はこのまま北京に支配されて終わりを迎えることになるでしょう。そして次の標的は台湾となるわけです。

台湾に対して関与できるのは米国くらい。香港よりも積極関与できるのが救いですが、その他の援軍がないのが大きな問題です。

そんな中で米中高官のハイレベル対話がアラスカで行われるわけですが、バイデン政権が中国に対してどこまで踏み込むかが注目ですね。

香港に関してはトランプよりも踏み込むでしょうが、これはもはや後の祭りでしかないけどね・・・。

正直なところ、お互いがどこまで妥協できるのかが焦点になるとは思いますが、中国は譲らないものは決して譲らないですからね。

まあ、ファーストコンタクトが行われた以外は無意味なものになるんじゃないかなと思います。

それよりも、日本や韓国と行うツープラスツーでどういった対中姿勢を求めるかというところに注目したいですね。韓国は明確な態度見せないだろうけど・・・。

お〆め

(し)香港ってまだ何かやってたんですね。もうてっきり終わったのかと思いました。

(ゆ)中国からすれば、危険の火種を徹底的に排除していこうということなんですよ。臆病者だからね。

(し)慎重ってことなんじゃないの?

(ゆ)そうなんだけど、良い意味でも臆病なんですよ。僅かな懸念に対する恐怖がこうした徹底対処になっているんですよ。

(し)へへっ、そんなに恐いんだ。

(ゆ)恐いのは本土への飛び火ですよ。だから今はネットも総動員して香港民主化叩きを続けて正当性を主張し続けている。

(し)そんなので上手くいくの?

(ゆ)デモは権力への反乱分子や分裂主義者が起こしていると宣伝してるからね。中国の従順なネット民はまんまとそれに乗っかっていますよ。

(し)詐欺に騙される人みたいだね。

(ゆ)心情的には同じかもしれないね。でも本物の詐欺師は騙されることにすら気付かせないらしいよ。

(し)こわっ!でもそれで幸せなのかな?

(ゆ)中国共産党が作った神話の中で楽しく暮らしてるんじゃない?すごいよね、物事に疑問を感じずに生きていくのって。

(し)えっ、わ、わたしもどっちかというとそうだけど・・・。

(ゆ)しらゆきさんも結構周りの意見に左右されやすいよね。

(し)影響力ある人の意見にはね。最近はゆるりんの意見に左右されるね。わたしって素直な子なのかな。

(ゆ)まあ、中国政府はそういった情報戦には長けているってことなんですよ。ネット世論のコントロールを上手くやっているし、万一の時の火消しも今のところ見事。

(し)そういうのっていつまで続くの?いつかボロが出ちゃうんじゃない?

(ゆ)そうだろうね。だからそれを起こさないためにもネットの監視を強化してるんだよ。

(し)無駄に大変なことしてない?

(ゆ)してないしてない。一党独裁とその正当性を維持することが最重要課題の一つだから。

(し)何か聞けば聞くほどヤバい国だね。

(ゆ)だからそういう国なんだってば・・・。



(し)香港、大丈夫かなぁ・・・😥!わたし「しらゆき」のコーナーは快調です!🥰
今回は本邦初公開!わたしの隠された秘密の特技についてお話しします。これまで誰にも話したことがないんです!本当ですよ!!☺

あつまれ!しらゆき姫のてんこ森


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お笑い東亜研究会

YouTubeチャンネル「お笑い東亜研究会」のブログサイトです。 ここではチャンネルに掲載された動画の他に、動画投稿されていないオリジナルのコンテンツも提供していく予定です。(あくまで予定です) そのうち記事が増えていくと思いますので、期待して待っていて下さい。 しらゆき(左)と、ゆるりん(右)の2人でお届けしてまいります。

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