第001話 しらゆきさんがパニックになった日
(し)いつも
最後のおまけコーナーは、わたしとゆるりんが打ち合わせしてゆるりんが作っていました。ただ、ゆるりんはいつも忙しそうなので、わたしもチャンネルに何か貢献しようと思って、最後のコーナーはわたしが中心になって作る事になりました。
当初は「そして・・・」とか「おまけのおまけ」なんて呼ばれていたコーナーも、いつしか「あつまれ!しらゆき姫のてんこ森」という素敵な名前がきちんと付いて、一人前のコーナーになりました。
今回はそんなことを意識し始める前に、番外編として作られた動画で使われたお話です。
これが実質第1回目ということになりました。
前置きが長いですね。それでは楽しんで下さいね!
(し)あのね、
大変な一日があったの。
(ゆ)いつも大変でしょ?
(し)大変じゃないよ。あのね、この前
平日の午後に自転車でお風呂屋さんに行ったの。
(ゆ)え?平日の昼間っからお風呂屋さん?
(し)あ、
その日はお仕事がお休みになったから午後から
お風呂屋さんの岩盤浴とかサウナで3時間ほどのんびりしたの。
(ゆ)3時間?
いつもより短め?
(し)ちょっとね。
それでね、夕方になって帰ろうとしたら、止めたはずの場所に自転車がないの。他の自転車はたくさんあるのにわたしのピンクのかわいい自転車だけがどこにもなくて・・・。
(ゆ)えっ?やられちゃった?
(し)
軽くパニックになって「でもいや待てよ、私はもしかしたら今日は電車で来たんじゃなかったかしら?」とか、「ここはどこだっけ?わたしはここでなにしてるんだっけ?」とか
頭が真っ白になっちゃったの。
(ゆ)それはかなりのパニックだね。
(し)それで
15分くらい不審者みたいにあたりを行ったり来たりうろうろしてたら、カンのいいわたしはついにひらめいたの。
(ゆ)そういうの勘がいいって言わないよね・・・。
(し)いいから・・・。
昼間にね、駅前の歩道に駐輪してたから放置自転車と勘違いされて撤去されちゃったんじゃないかって!
(ゆ)それ勘違いじゃなくて思いきり放置自転車でしょ。
(し)違うって!それでね、家に帰ってネットで調べて
撤去自転車の保管場所に電話してみたの。
自転車の撤去された場所とか日時とか聞かれて、あるかどうか見てあげるからって自転車の特徴も聞かれて・・・。
(ゆ)あった?
なかったら盗難だよね。
(し)いや、ちゃんと鍵かけてたし。それでね、
結局あった!
「今からとりに行きます」って伝えて電車で聞いたこともないような駅まで行って、そこから30分かけて歩いて取り返してきたよ!!
(ゆ)いや、それ取り返したと言うより
撤去自転車を取りに行っただけでしょ?
(し)そ、そうだよ。
それでね、自転車放置してたから怒られるかなってドキドキしてたら、保管所のおじさんはニコニコして私のピンクの自転車を出してきてくれたの。
しかもハンドルとかサドルとかタオルでゴシゴシふいてくれて、タイヤの空気もみてくれて、とても親切で感動しちゃった。
(ゆ)おじさんヒマだから人が来ると嬉しいんだよ、きっと。
(し)それで
そこから自転車で1時間ほどかけて家に帰ったの。
(ゆ)えっ?そんなに遠く?
(し)いや、
ちょっと寄り道もしたけど・・・。で、結局保管手数料とかいって3000円も取られて大変な目にあったってわけ。
(ゆ)最近どこの自治体も違法駐輪とか放置自転車の撤去に力入れてるからね。って、ちゃんと駐めなきゃダメだよ。
(し)これまでは夜にお風呂屋さんに行ってたから運良く撤去されなかっただけだったみたい。
(ゆ)夜は撤去のおじさん達は働いてないからね。
(し)みなさん!
自転車はちゃんと駐輪場に駐めなくてはいけません!!時間もお金も取られて大変な目にあうので、くれぐれも気をつけてくださいね。
(ゆ)あんまり説得力ないよね。夜は違法駐輪常習者だし。ってか
今時堂々と違法駐輪するってどうなの?
(し)違法じゃないよ!
ちょっと置いてただけ!
(ゆ)撤去される人はみんなそう言うの!
(し)しらゆきのてんこ森一覧ページは
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