#0158 韓国軽空母導入計画挫折!予算100億ウォン削減してマスク160億ウォン購入!
今回の3行まとめ!
- 軽空母への予算削減!100分の1に!
- その分増えたマスクへの費用
- まだ軽空母事業はあきらめない!
(参考)東亜日報 2020/12/03
防衛事業庁は来年度の軽空母建造の設計費用として101億ウォン(約10億円)を要求。
しかし研究費である1億ウォン(約1,000万円)を除いた100億ウォンを削減されることとなりました。
軽空母の建設は戦時作戦統制権の転換後を見据え、北朝鮮及び周辺国への牽制、自主国防の達成を目指して大統領府が積極的に推進してきたものです。
その大統領肝いりの計画に対してストップがかかった背景には空母の必要性を疑問視する声が広がっているからのようです。
海軍と防衛事業庁は手付金の10億ウォンだけでもと要求しましたが、これも却下されたようです。
また、エンジン試験免除の結果障害が頻発し、以降の事業に遅れが出ている高速艇事業も1,096億ウォン(約100億円)を削減されるようです。
代わりに兵士のマスク支給、毎週2枚を3枚に拡大するために161億ウォン(約15億円)が増額されることとなるようです。
とはいえ軽空母は2030年代前半の実戦配備が検討されているため、1年遅れても問題がないという見方もあります。
再来年度に予算確保ができれば事業は継続されるだろうという事です。
ただ、そもそも狭い韓国に軽空母が必要か疑問視する声も根強く、今後も議論の対象となりそうです。
編集所感
今回の概要!
- 軽空母は必要ない!
- 韓国が欲しがるしょうもない理由
- 原子力潜水艦という更なる無駄
率直に言って韓国に軽空母は必要ないというのがわたしの考えるところです。
空母の役割とは何かを考えるとそれは明確でしょう。空母は言わば移動する海の空港。
韓国軍が戦闘機を搭載してどこに行くというのでしょうか?
別に太平洋に出るわけでもなく、北朝鮮を攻撃するために軽空母が必要とは到底思えない。そんなに距離もないし。
日本や中国に対抗するため?中国も目と鼻の先だし、日本の周辺を航海する?まさかね・・・。
全く意味がない。数千億円の費用と10年近くの時間をかける意味がない。周辺国への抑止力も増さない。
ではなぜ韓国は軽空母を配備しようと考え始めたのでしょうか?わたしにはいくつか思い当たることがあります。
言っておきますがとてもしょうもないことで、皆さんは鼻で笑うでしょうが、推進派は本気です。
一つ目は中国が空母を建造し、世界の海へと出て行こうとしているため、それへの対抗意識です。
二つ目は日本がいずもを軽空母に転換すること。それに対する猛烈な対抗意識です。
笑っちゃいますよね?でも本気で実用性を無視して対抗意識だけで作ろうとしているわけです。
はっきり言ってそれ以外に理由がない。もはや造船業も再編が終わってビッグ3、今やビッグ2は回復基調。
国が発注して救済する必要は全くないわけです。救済するなら中小への発注でしょうね。
推進派も心の奥底では無意味だと分かっているはずです。そして膨大な時間とお金の無駄遣いです。
それでも中国や日本。まあ特に日本ですね。それらに取り残されてたまるかというくだらないプライドのためだけです。
韓国国民はこれに対して真剣に考えて阻止しなければならない問題です。とんでもない話です。
もう一つ韓国軍、いや、韓国海軍には無駄な計画がありますね。原子力潜水艦です。
これは文在寅大統領の選挙公約に掲げた戦力増強事業ですが、こんなものも全く必要ありません。
それなら原発事業を止めるなと言うのも一理あるでしょう。また、世界の核不拡散の流れに完全に逆行しています。
実現には米国が核燃料の供給に同意する必要がありますが、もしこれを許可すれば日本も当然黙っているわけにはいきません。
戦力増強に関して様々な理想を掲げるということについては否定しませんが、余りにも非現実的で非効率的です。
無駄にお金を投じて周辺国の緊張を高め、軍拡競争を引き起こそうとしているだけという結果になりますね。
正直この2つの事業が行われなくても大きな批判を浴びることはないと思います。むしろ有効な場所に予算を投じるべきでしょう。
大体北朝鮮との関係が正常化すればどちらも不要なはず。
南北関係改善という大きな絵を掲げたのでそれに邁進すればいいということです。
もう頓挫気味ですけどね・・・。
お〆め
他と同じで競争社会なので仕方がないですね。軍縮すべきだというのは当然理解できますが、よほど公平じゃないとなかなか難しいですね。
なので韓国が一国で気張ってもどうともなる問題じゃないんですよね。より効果的なのは多国間連携だと思います。
米中どっちが勝ってもいいようにと考えているのかもしれませんね。