#0136 中国の怪しいワクチンは本当に副作用なし?ロシアは国連職員にワクチン提供
今回の3行まとめ!
- 中国カンシノワクチンが人気?
- ロシアはスプートニクVをアピール
- WHOが賞賛?世界を狙う中国ワクチン
中国国内でこのカンシノワクチンを接種した人を取材したと韓国メディアが報じています。
(参考)中央日報 2020/09/25
第2相臨床試験でワクチン接種を受けた医大生は、接種翌日に37.5度の熱と関節痛、倦怠感などが出て元気がなかったが、その翌日には回復したそうです。
副作用の説明として、免疫力が著しく下がり、エイズにかかりやすくなると説明されたと話しています。
ロシア人も警戒しているロシアの怪しいワクチンスプートニクVですが、いよいよ一般市民への接種が開始されるということです。
国営企業幹部、閣僚、党首などの多くがこの数週間でワクチン接種を受けたと発表されているようです。
プーチン大統領は国連総会のビデオ演説で、ロシアのワクチンはオープンであり、国連職員と関連企業にスプートニクVを提供すると提案しています。
(参考)AP通信 2020/09/22
一方でWHOは数あるワクチンの中でも中国のワクチン開発は活発であり、非常に関心があると発言。
(参考)鳳凰網 2020/09/23
そのため、中国ではWHOが中国のワクチンを賞賛したと騒いでいるようです。
中国ではシノバックが開発したワクチンが2021年の早い段階で世界に供給できると意欲を見せています。
CEOは自身も含む従業員や家族も接種して安全性に自信があり、欧米や日本、オーストラリアの規制の壁を打ち破りたいと話しています。
編集所感
今回の概要!
- 怪しい物は所詮怪しい
- 中露が主張する人道主義
- 信頼性のなさは国家のせい
中国もロシアも複数のワクチンが開発されていますが、臨床試験に参加している国からは一定の評価を受けているようです。
怪しいワクチンの筆頭と言えばロシアのスプートニクVでしょう。
プーチン大統領が世界のためにオープンに提供していくと政治的意図はないように話していますが、
第3相臨床試験をスキップして承認したところからして政治的意図が満載。
低価格に設定してシェアを伸ばそうとしているさまがありありと見えます。
最近ではついに政治家達も接種したそうですが、嫌がっていた医療関係者や教育関係者はどうなったのでしょうか。
そしていまだにプーチン大統領自身が接種したという話がないところが怪しさを醸し出しています。
中国ワクチンですが、中国政府自体がいまだに信頼を回復できていない面があって、そのおかげで各企業にも疑いの目が向けられています。
今更発生源問題なんてどうでもいいじゃないかと思いますが、マズいことがあるのかひた隠したいんでしょうかね。
これだけ人道的国家コスプレで押し通していて、実は人為的に作ってお漏らししただなんてことになると面子は丸潰れ。
下手をすれば民衆が激怒してお国が潰れたりするかもしれないので警戒しているという側面があるのかもしれないですね。
ウイルスを作ったからワクチン開発も予め進めていたとか、以前から他国に無い情報を持っていたなどと囁かれていますが、
根拠のないヨーロッパ起源説や米軍陰謀論などを言い出すからますます信頼を失って怪しいと思われていますよね・・・。
どうあれ報道ではワクチンはそれなりの段階に達しているということですが、国家への反発があって正しく評価されていない面もあると思います。
それを抜きにしても、ワクチンでいくつかの事故を起こしていてそもそもの信頼性がないわけで、欧米日豪の壁を破るのは容易ではないでしょうね。
唯一無二なものでもないわけで、他国の競合も同時期に提供できるとしているわけですから、慎重な国からは今回も排除されるでしょう。
とはいえそうではない国からは受け入れられていて、各国で臨床試験が行われ、それなりの結果が出ているようです。
何度も紹介したなりふり構わないフィリピンですとか、感染者の多いブラジルやインドネシアなどは早くて安ければ歓迎という姿勢を見せています。
現地生産にも柔軟に対応するようで、数字的なシェアは伸ばせるんでしょうね。
まあ習近平も政治的な意図はなくて世界の公共財として提供するなんて言っているわけです。
プーチンもそうですけど、これまでやってきたことを加味すると、こうした発言がかえって気持ち悪いんですけどね。わたしとしては。
正直なところ、ワクチンはワクチンとして、こうした各国の思惑とは別に、独立して評価されるべきだと思います。
ただ、中国やロシアのワクチンはそれまでの悪行が祟ってそのステージにも立てていないという事です。
医療先進国の多くが拒絶感を示していて、国民を守るために受け入れないと言うのですから。
よく宇宙人が攻めてきたら世界は団結するなんて言いますが、ウイルスでは団結できなかったということのようです。
かえって世界が分断するなんてね・・・。
真面目にやっている中国企業には悪いですが、国家を恨んで下さいと言う他ないのかな・・・。
どうあれこの状況が落ち着いてくれるのを祈るばかりです。どこのワクチンが大きなシェアを取ろうとも。
お〆め
世界にそれしかなかったらこれまで通り頑張ります。
今まで何も開発していなかったり、事故を起こしているような国が突然完成したと言っても信頼性がないわけですよ。
直接ワクチン関連だけでなくて、国家の様々な事象、歴史、そういうのが絡んでいますよね。
なので地方で人権を侵害したり虐殺をしているような国家がどれだけ世界のためにワクチンをと言っても信憑性に欠けますよね。
中国政府なんて世界から見れば堂々と歴史を塗り潰して国内には嘘を宣伝しているわけですから、そういうことをやる国家をどう信じられるかということです。
ロシアも似たようなものですよね。国内の批判を封殺しようとしてありとあらゆる手を尽くしているのがありありと見えているわけですから、
医療関連でも同じようにやっているんじゃないかと疑いたくなるのは無理もない。
米国ではトランプ大統領が急がせている中で、各国の企業はスケジュールありきにはしないと反発しましたが、中露にはそういうのが全くない。
その、必ずストーリー通りに進んで深刻な副作用は何も出ないというのが逆にわたし達に不信感を植え付けているというのがわからないようですね。
そういうことが何年経っても何十年経っても判らないんでしょうね。
その火種を決して生かしておかない両国は絶望的とも言えますね。
そして・・・
うーんバレたか!だって他の人のって真っ暗なんですよ?真っ暗ウォッチ!