#0134 韓国KF-XがF-35よりも高くても売れますか?開発コスト増加中・・・。
今回の3行まとめ!
- KF-X完成に向けて前進!
- 未払いインドネシアは興味喪失?
- KF-XはF-35よりも高くなる?
米国からF-35購入時に技術移転を期待していた4つの技術がすべて拒否され、韓国は自国開発への道を選びました。
最も難易度が高いとされていたAESAレーダーの試作品が先月完成し、4つのコア技術の国産化に成功したとしています。
これにはイスラエル・エアロスペース・インダストリーズの子会社であるエルタシステムズが協力し、試験段階でも支援を続けていると報じられています。
共同研究開発国であるインドネシアは当初の開発費の25%に当たる1兆7千億ウォン(約1,500億円)を負担することになっています。
しかしこれまでに納入されたのはわずか2,270億ウォンで、5千億ウォン程度が未納のままです。
インドネシア政府はKF-Xに興味を失ったのか、現在はF-35やF-16V、ロシアのSu-35、フランスのラファールに関心を示していると報じられています。
また、インドネシアは現金ではなく現物で支払えないかと打診していますが、韓国は拒否している状況です。
韓国は来年度予算でさらにこの事業に約9,000億ウォン(約800億円)を投じるとしています。
2026年に120機を生産するとなると、さらに10兆ウォン(約9,000億円)が必要となり、プロジェクト全体の費用は約18.6兆ウォン(約1.7兆円)になります。
仮にこの数字が正しいとすれば、KF-Xの価格は1億3000万ドル(約140億円)となり、昨年時点のF-35の価格より高くなるという試算が出ています。
編集所感
今回の概要!
- 競合がいるけど売れますか?
- もっと高くなるかも・・・
- 性能はどうあれ祝国産化?
仮にF-35と同等の価格でも運用コストが安いからお買い得だというわけです。
性能面では、機動性はF-35よりも優れていると宣伝していますが、まだ理論値の段階。
こんなに高い戦闘機が売れるのかというのが心配ですが、一応市場がないということではありません。
政治的な理由によりF-35を購入できない国。例えば最近の報道ですとトルコですとかインドネシアにとっては選択肢となるでしょう。
まあインドネシアは残りの1,200億円程度を支払えばということですが。
あと、インドネシアは技術移転と国内製造を要求していましたが、これは実現するんでしょうかね・・・。
KF-Xは4.5世代戦闘機となるということですが、競合となるとF-35の他にSu-35やSu-57、ラファールなどになるでしょうね。
そうなると価格が全然・・・。
韓国政府としては、大量発注をした場合は価格をもっと下げられるとしているようです。
うーん、でもその頃にはF-35の価格はもっと下がっていると思うし過度な値下げはどうかなと思うけど・・・。
現在懸念されている問題点はステルス性能のようです。一応これが売りなので、この性能が今一つだと商品価値は下がってしまいます。
そのために来年度予算が投じられているわけで、予算内での課題克服が競争力強化の鍵を握っているわけです。
あれ?現在既に8兆ウォン以上投じられていてステルス用に来年度予算というと、開発費はもっと高くなるということですかね?
となると一機当たりの価格ももっと高くなるかもしれませんね。
お金の問題はどうあれ、着々と完成には近付いているようで、量産はまだまだ先ですけど楽しみですね。
韓国空軍は今のところあまりお好みではないようですけど、今後このアジア周辺でどのような活躍をしてくれるのか期待しています。
というよりもこれは商売道具だから活躍はしなくてもいいのかな・・・。
まあポンコツだろうが他国の戦闘機より劣ろうが、自国生産というのは正直羨ましいです。
でも最終的には周辺国の脅威に打ち勝てる物でなければ意味はないですけどね。
最悪の自己満足になってしまうので・・・。
そして・・・
まだ大量におじいちゃん戦闘機が残っているから切実なんですよ。
問題は維持費が結構かかっているようで、それがもったいないということのようです。
そして・・・
ゆるりんは雨女だよね。
星占いレベルで無意味じゃない?