#0132 中国殲-20(J-20)はスペック無双!実力あるなら出てこいや!とインドメディアが挑発!
今回の3行まとめ!
- インドと中国の対立、ロシアが仲裁!
- 発砲!撃ったのはどっち?
- 戦闘機を巡って批判合戦!
とはいえ実際に話し合いは平行線に終わり、こうした方向に進むかどうかは両国のトップの決断にかかっていると見られています。
そんな中で中国側は、9月7日にインド軍が実効支配線をこえて中国の国境警備隊に発砲して威嚇したと主張。
逆にインド軍は発砲したのはインド軍ではなく中国軍であると反論。いずれにせよ45年間の沈黙は破られたということのようです。
(参考)朝日新聞 2020/09/09
この会談の直後、中国が近隣で陸空軍の合同演習を行ったとして映像を公開し、波紋を呼んでいます。
(参考)SCMP 2020/09/14
インド側は早速中国が圧力を加えてきたと非難しています。
中国は最新鋭戦闘機殲20を国境付近に配備するなどしたため、インドは警戒感を強めています。
しかしインド側は最近フランスから戦闘機ラファール5機が到着し、中国の優位性も消えつつあると主張しています。
また、殲20は仕様上は最強だが実戦経験がなく、ラファールは優位性を保つことができるとしています。
その根拠として殲20が本当に強力な戦闘機であれば、なぜ南シナ海の最前線にSu-35やSu-30を出撃させているのかと、非常に痛いところをついて批判しています。
編集所感
今回の概要!
- 中国兵器に対する疑念
- 戦闘機論争!強いのはどっち?
- 広がる反中国の結束!
自らの強烈な面子のために、引くに引けない状況を作り上げて、結局は嘘と誇張で塗り固めるというのがいつもの事だからです。
実戦配備したといっても実は試験中だったり、殲20なんて、いったいいつまで試験飛行を繰り返しているのやら・・・。
あ、そういえば最近は中国メディアで、シミュレーションではありますが、若いパイロットが殲20で第3世代戦闘機17機を撃墜したとニュースになっていました。
(参考)東方網 2020/09/14
このパイロットの飛行時間は100時間強ということですが、統合戦闘ユニットが優れているためこれだけの成果が出たと宣伝しているわけです。
これは早速中国ネットからツッコミが入っていまして、最大6発のミサイルしか搭載できないのにどうやって17機を撃墜したのかと冷笑されています。
(参考)新浪網 2020/09/15
機関砲もステルス性維持のために装備されていないという想定ですね。
性能表には搭載可能と書かれていますけど、これまでの機体では確認されていないとのことです。
中国曰く、殲20は米国のF-22やロシアのSu-57をも凌ぐ性能だということですね。
なのになぜかロシアのSu-57を輸入しようとしている中国。どうせまたバラしてパクるんでしょうけど、ロシアもよく売るよね・・・。
インドもロシアのSu-57を輸入する予定で、どちらが先に導入できるかで争っていますが、最初の国はアフリカのどこかになるということ。
(参考)鳳凰網 2020/09/11
ロシアも中印関係が悪いから変な配慮をしたようですね。
そういえば先ほどの演習映像には殲20は搭乗せず、殲16の方が映っていたということです。やっぱり演習にもまだ参加できないのでしょうかね・・・。
中国の軍事メディアはインドのラファールなんて脅威でも何でもないとしていますね。
主な主張は第5世代戦闘機と第4.5世代戦闘機では話にならないということ。
さらに複数の国の兵器が混在している状況で、連携が上手く取れないだろうという点ですね。
一方でインド側はSu-30MKIでも殲20を検出できたと主張しています。これは本当かどうかわからないですよ。
ラファールの自己防衛機能が殲20の脅威となるため、そもそも殲20を対峙させることができない。抑止的効果が十分だとしています。
そういうインド側も直接対決には自信がないようですね。
インド側の問題としては、中国はロシア製のS-400対空防衛システムが配備されていることで、これが戦闘機の脅威となっています。
インド側もロシアから購入しようと検討しているようですが、まだまだ時間がかかりそうですね。
今回のこうした中印の摩擦によって、インドのバドミントンチームがシャトルが輸入できないとして困難に陥っているようです。
経済制裁もインドに様々なデメリットを与えていますし、双方にとってメリットはありません。
ただ、どちらも引くに引けない状況になってしまっています。日韓関係と似たような状況ですね。
恐らく中国はまだ柔軟な姿勢が取れると思いますが、絶対に先手を打ったりはしません。
インドは政治的に盛り上げてしまった点もあるため、引き下がるのが困難な状況です。
軍事面ではクアッドの関係が強固になったり、フランスやシンガポール、インドネシアも反中国に協力的になっていますが、国境問題はまた別です。
個人的にはインドがこうして我を張り続けて反中体制ができるのは面白いですが、インド社会、政界が思い切った舵を切れるかがポイントだと思います。
お〆め
あ、ちなみにメーカーはヨネックスだそうです。