#0102 中国ロシアの人工衛星(キラー衛星?)が日本の衛星に接近!?破壊訓練の一環か?
今回の3行まとめ!
1. 中国とロシアの衛星攻撃兵器が日本の人工衛星に接近
2. 過去にもロシアは米国の偵察衛星に繰り返し接近!
3. 日米で宇宙空間監視の協力体制強化
米国宇宙軍のジョン・レイモンド司令官は外交チャネルを通じてロシアに対して懸念を通知したと明らかにしています。
(参考)TIME 2020/02/10
日本政府高官は「日本の衛星に対しても、中国やロシアの衛星が同様の接近行動を取っている」と明かしたと報じられています。
日本は現時点で宇宙空間で中国やロシアの活動を監視する能力がないため、そうした情報は米国から得る必要があるとしています。
(参考)読売新聞 2020/07/20
専門家によると「悪者が運用する衛星が日本や米国の衛星に近付いて操作することができたとしても、
写真を撮ったりアンテナの種類や周波数を評価したり、ソーラーパネルから発電量を調べたりするのは防げない」
「最終的には衛星にしがみついて衛星を制御し、任務遂行不可能にするか衛星を破壊する」
「もしくは小さな弾丸を撃ち込んで衛星を死なせることも可能だ」としています。
(参考)SCMP 2020/07/22
日本は5月に宇宙作戦隊を設立。実質上は航空自衛隊の中にちょこんと存在しているに過ぎませんが、今後の規模と重要性の拡大が期待されています。
宇宙作戦隊は宇宙での監視能力を高めるために、宇宙状況監視レーダーを山口県に建設中。2023年の運用開始を目指しているところです。
さらに2026年には宇宙空間監視衛星を打ち上げ、キラー衛星対策を取るとしています。
日本と米国は宇宙空間でも連携を強化していく方針で、これは両国にとって利益となると見られています。
編集所感
最初は一基だったのにいつの間にか二基になったようで。これは米軍アナリストの分析だと米国宇宙軍司令官を通じて報じられました。
発射されたか分裂したのかまではわかっていないようですが、とにかく2つの衛星になったようです。
(参考)TIME 2020/02/10
ロシア国防省は公式声明で「統一された多機能宇宙プラットフォームに基づいて作成されたもので、国内の衛星の状態を監視することができる」としています。
宇宙空間を監視するという点では一致していますが、これが国内の衛星に対してか海外の衛星も含むのかについては区別することはできないでしょう。
また、接近が情報収集なのか攻撃のためなのかということについても区別が付かないとされています。
これからは宇宙空間でのスパイ活動が活発になっていくということでしょうね。
人工衛星は機密の塊ですが、こうした監視用の人工衛星によって情報を得ることができるようになってきたというわけです。
現代社会では各種人工衛星が生活を支えているといっても過言ではないですし、軍事面でも極めて重要性が高いです。
日本でも防衛面で、ミサイル追尾迎撃のために必要だとしているようですね。
今や中国が超音速だったり、北朝鮮が低空の変則軌道ミサイルを開発して迎撃を非常に困難にしているようですから。
それにこうした人工衛星を含んだシステムは、今まさに議論となっている敵基地先制攻撃にも関連してきます。
また、衛星の重要性が高まっていると言うことは、それを潰せば生活や軍事作戦そのものを破壊できることから、衛星自体の攻撃能力や防御能力の必要性も高まっているようです。
特にGPSなど測位のための衛星や監視衛星を潰せば盲目状態になるわけですから、戦争ともなればその破壊の成否が勝敗を分けることにもなります。
人工衛星を攻撃するキラー衛星はロシアや中国、そして米国も当然開発を行っていて、もはや宇宙空間も戦場と化すようですね。
中国は地上からミサイルやレーザーによって人工衛星を破壊する実験を行っているとされているようです。
宇宙空間はサイバー空間と同様で、制すれば全ての面で優位性を得ることができるというわけですからね。
そういう意味では、これからは宇宙開発競争に乗り遅れた国は、地上での戦いでも絶対的に不利になるということです。
戦争という規模でなくても、極めて小規模な小競り合いでも明暗を分けることになるでしょう。
この分野で完全に遅れている韓国が宇宙開発に巨額を投じ、焦りを見せているのはこのためだと思われます。
ある意味北朝鮮の後塵を拝しているわけですから。
そういう意味では米軍の力がなければ不利になり得るということです。
これが在韓米軍削減・撤退や、戦作権返還に二の足を踏んできた理由でしょう。
日本ではスカパーJSATが宇宙のゴミ、スペースデブリ除去用、これは制御不能衛星も含むということですけど、それを押し出して大気圏に落とすレーザーを搭載するという計画を発表しました。
これを軍事用、即ち攻撃用に転用可能だとか一部の中国軍事オタクが騒いでいるようですが、公式に中国やロシアが問題視しているという報道はありません。
これを中国メディアが報じてるなんて書いていた人もいましたけど、これは間違いです。YouTubeにもありました・・・。
YouTubeの某チャンネルは恐らくそのブログをそのまま転載したようですけど・・・。よくあるパターンです。
軍事関連は特に勝手な推測や飛躍した憶測が多いので取り扱いには注意が必要ですね。
わたしもどれが報道でどれが誰かの憶測、自分の推測や考察なのか、はっきりさせなければいけませんね。
いずれにせよこれから宇宙空間とサイバー空間の重要性が極めて高くなっていくようですので、日本もその流れに乗り遅れないようにしてほしいものです。
どちらも今のところ人員も十分ではないようですし、サイバー関連は技術的な課題も多いと思いますので。
お〆め
で、7から9は?観た?
というかスターウォーズは全然関係ないんだけど。
知ってます。
そして・・・
でもスカートがちょっときつくなってきて、ワンピースが増えました・・・。