最悪の権威主義と非難された韓国のメディア規制法案!世界新聞協会異例の非難声明

#0305 最悪の権威主義と非難された韓国のメディア規制法案!世界新聞協会異例の非難声明


(ゆ)韓国の与党共に民主党が推進しようとしているメディア規制法改正案が、世界的なメディア組織から批判を浴びています。
不適切報道に対して懲罰的な罰金を課すというものですが、
報道の自由を著しく萎縮させる悪法だと厳しく非難されています。

今回の3行まとめ!

  1. 世界新聞協会が異例の批判
  2. 言論仲裁法改正案の問題点
  3. 最悪の権威主義的法改正
(し)世界新聞協会(WAN-IFRA)は、最近韓国の国会で議論されている「言論仲裁法改正案」を強く非難する声明を発表しました。


声明で「韓国当局に対し、偽情報の抑制を目的とした急遽提案された法改正を撤回するよう求めた

「これは批判的なジャーナリズムを封じ込め、韓国の民主主義の伝統を害する危険性がある」と指摘しています。

この法案改正案は与党共に民主党の議員とリベラル系の野党議員によって強行採決が行われ、野党最大勢力の国民の力は抗議のため採決をボイコットしました。

改正案では、フェイクニュースとみなされるコンテンツに対し、出版社に不釣り合いな懲罰的罰金を課すものです。

被害を受けたとされる人物は、被害を被った経済的損害の5倍に相当する賠償金を請求できるようになります。

国内ではこれが代表的な毒素条項だと指摘されていて、民事訴訟の名誉毀損罪と重複しているという指摘を受けています。


これに対して韓国政府は表現による名誉毀損罪を廃止するといった刑法改正案を発議して対応するとしています。

世界新聞協会は「世界で最も権威主義的な一部の政権が推進しているこの種の規制は、政治的・経済的な権力への批判を封じるために用いられる便宜的な手段

「もしこの変更が進めば、韓国政府は、実際に自由な批判的議論を抑制する意図で作られた同種の改革に誘惑された最悪の権威主義政権の仲間入りをする」と痛烈に批判しています。

編集所感

今回の概要!

  1. リベラルによるメディア規制?
  2. フェイクニュースとの戦い方
  3. 危うい韓国の言論の自由
(ゆ)韓国の現与党である共に民主党はいわゆる左派であり、リベラル系の政党だと位置づけられています。基本的にはね。

とはいえ実際総選挙に勝利して、大統領選挙でも勝利してみると、強権を用いた強引な動きが多く見られます。

大統領はそもそも強力な権限を有しているのでそういう傾向にありますが、イメージにそぐわないくらい頑固で強引。

与党も過半数であることをいいことに、自分たちに都合のいいような法案を作っては、強行採決で強引に推し進めようとしています。

権力を持ったら変わってしまったというのは政治の世界ではよくあることですが、今回の法案はどこまで暴走するのかと感じますね。

日本でも政権と批判的なメディアの間での戦いというのはありますし、政府の強引な手法は何度も批判されてきました。

こういうのは保守でも進歩でも変わらないようですね。支持者達は批判的なメディアは規制して潰してしまえ的な発言が多いですよね。

とはいえ実際には言論の自由は守られなければならないので、言論に対しては言論で戦うというのが正当だと思います。

なぜなら言論の自由は民主主義の根幹ですからね。ゴミ言論には真っ当な言論で戦う。それがわたしの考えるところであります。

フェイクニュースが飛び交うとあらぬ方向へと突っ走りますが、それは立証された事実で撃ち落としていくほかありません。

メディアが政権を陥れようとしているといった陰謀論を言い始めたらきりがなく、それを一方的な法で抑え込むのもどうかと思います。

最近はファクトチェックといって、真実性を検証するような動きが日本国内でも見られています。

まあ、全て客観的な検証という感じではないですが、ある程度の機能は果たしていると思います。

ファクトチェックについてはメディアによる問題が多くあった韓国では進んでいて、随分前から積極的に取り入れられています。

左右対立が恐ろしく激しい韓国では、明らかな事実と思われることが塗り潰されようとしたり虚偽だと叫ばれたりして政権は苦労が絶えません。

今回のこうした横暴な法改正案が出てくるのには当然様々な背景があってのことと推測可能です。

実際韓国ではオンラインなどで根拠の乏しい偏向報道が相次いでいます。盲目的な極右や極左があることないこと垂れ流しているわけです。

韓国ではマスメディアもしばしば問題だとして取り上げられています。

極端な報道の多いチャンネルAやjtbcはしょっちゅう問題になりますし、悪意ある報道をする朝鮮日報もよく指摘されています。

それでも一応の自浄作用が働いて、韓国メディアは何とか正気を保っているというのがわたしの感じるところです。

そういう意味でのメディア闘争は健全であると考えています。どこかの国のように一方向の報道しかないというのは異常です。

日本ではよく片方がもう片方は全滅しろなんてネットで声が上がっていますが、批判メディアにも役割があるとわたしは考えています。

批判があるから修正ができるわけで、賞賛ばかりのメディアは結局何の役にも立ちません。一時的に良い気分になるだけ。

韓国では、1980年の光州事件。これはわたしとしては中国の天安門事件に相当する虐殺事件ですが、これを巡って見解が今も大きく分かれています。

北に煽動された武装ゲリラの反乱という見方と、国軍が市民を虐殺するという一線を越えた鎮圧行動をしたという見方です。

現政権は国の責任を認めようと躍起になっていますが、一部勢力の強烈な反対を受け、真実はいまだ闇の中、というのがわたしの認識です。

今回の改正案は大統領選挙を睨んでというのはなきにしもあらずですが、こうした韓国内にくすぶる問題を解決したいという考えもあるのでしょう。

ただしこの方案が可決されれば反日的な報道はさらに暴走し、日本を擁護するような意見はフェイクニュースとして懲罰的な処罰を受けることになるでしょう。

政権ご都合主義的な今回の改正案は、反日という観点でも非常に便利なものとなります。

今ですら日本を擁護すれば社会的に抹殺されるような韓国の言論の自由レベルがさらに低下することを考えれば、こんなものに賛同できるわけもありません。

日本で同じような法改正があれば誰が立案しようと全面的に反対します。

お〆め

(し)んっと、よく分からないけど悪い法律なの?

(ゆ)世界的には権力がここまでやるか?っていう見方をされてるね。

(し)中国みたいなってこと?

(ゆ)うん。なんか独裁政権がやってるようなことを韓国がやるのかって感じだね。

(し)韓国は民主主義だよね。一応選挙とかやってるし。

(ゆ)形態としては民主主義だね。あ、ちなみに選挙なら中国もやってるけどね。

(し)あ、そうなの?じゃあ中国も民主主義ってことになっちゃう?

(ゆ)なんないなんない。中国は共産党の指導に従うっていう条件付きだし、そもそも言論の自由がないから民主主義じゃない。

(し)ふーん。選挙だけじゃないんだ。じゃあこの法律が決まったら韓国も民主主義じゃなくなる?

(ゆ)うーん、そこはメディアの頑張り次第だね。めげずに報道姿勢を変えなければ一応保たれるとは思うよ。

(し)ふーん。じゃあどっちでもよくない?

(ゆ)うん。でもさっきも少し触れたけど、思考の多様性が失われかねないからね。その、意見が偏りがちにならないか心配だよ。特に日本関連で。

(し)ああ。でもあれはもうどうにもならないんじゃないの?

(ゆ)まあそうだけどね。でもわずかな灯火があるのと全くないのは違うからね。

(し)灯火あるの?

(ゆ)まあ、ギリギリ何とかあるよ。

(し)そう言えば韓国もヤバい事件あったの?ほら、何か言ってたじゃん。

(ゆ)あったよ。中国との違いは一部の学生が武装化したことだけどね。

(し)戦争?になったってこと?

(ゆ)内戦ではなくて事件ってことになってるけど戦闘は起きたよ。非武装の人もたくさん死んだらしいし。

(し)こわっ。そういう時代があったんだね。

(ゆ)うん。事件に関する報道は国内では検閲されたらしいけどね。

(し)じゃあそんな風になっちゃうって事?

(ゆ)あれは非常事態だから極端に厳しくなったけど、平時でもかなり厳しくなるってところかな。



(し)言論の自由って難しいですね!わたし「しらゆき」のコーナーは自由に話させてもらってます!🥰
わたしのマンションに、チャン・ドンゴンが住んでましたよ!あ、違った😅ドンゴンちゃんだった。似てるよね😁

あつまれ!しらゆき姫のてんこ森

あつまれ!しらゆき姫のてんこ森

(し)「あつまれ!しらゆき姫のてんこ森」お話の一覧ページはこちらです!
お笑い東亜研究会

YouTubeチャンネル「お笑い東亜研究会」のブログサイトです。 ここではチャンネルに掲載された動画の他に、動画投稿されていないオリジナルのコンテンツも提供していく予定です。(あくまで予定です) そのうち記事が増えていくと思いますので、期待して待っていて下さい。 しらゆき(左)と、ゆるりん(右)の2人でお届けしてまいります。