#0204 中国と欧米の情報戦争!中国政府とメディアは必死の抵抗!
CNNはウイグルに帰れない父親とその家族を二組取材し、現状を世界に伝えました。
これに対して中国政府と中国メディアは激しく反発しています。
今回の3行まとめ!
- CNNと人権団体のウイグル問題への指摘
- 中国政府「人権問題ではない」
- 不都合な報道は無視します!
(参考)CNN 2021/03/25
CNNは海外在住の父親とウイグル在住の子供を取材し、中国政府によって二人は会うことが出来ないと指摘しています。
人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、弾圧の初期に逃げ出した多くの親たちは子供と再会できないと報告しています。
中国政府はこうした新疆ウイグルの問題を人権問題ではなく、暴力的なテロリズム、過激化、分離主義への対抗措置だとしています。
中国メディアはこうしたフェイクニュースはCNNの得意技だとして痛烈に批判しています。
(参考)環球時報 2021/03/27
CNN取材班は身分を偽ってウイグルの家族と接触したと主張しています。
CNNは報道で、母親は失踪した後、強制的に教育訓練センターに送られたとしています。
しかし中国側の主張は異なっていて、母親は民族憎悪を煽ったため投獄されたとしています。
また、父親がこの5年間、家族に連絡をしていないことを指摘し、子供を愛しているはずの父親としては不自然だと主張しています。
最近CNNが中国によるジェノサイドを告発していることに対しては、中国側は悪意のある報道は一貫して無視するとしているようです。
中国と欧米メディアは強制労働や綿製品を巡って対立を続けています。
(参考)環球時報 2021/03/27
編集所感
今回の概要!
- 嘘で塗り固めてあるのか?
- 中国依存している綿花
- 中国政府の反論に対する疑念
また、こうして中国メディアがフェイクニュースだと騒ぐ辺り、これまであった中国への疑惑と一致しています。
そうは言っても欧米メディアの報道がどこまで正確なものかはわたしたちは知ることはできません。
ウイグルの問題に関しては多角的な情報から分析することが非常に難しいからです。
欧米メディアが常に正しいと無条件に考えるのは良いとは思いません。
ただ、これまでの様々な報道に関して中国メディアと比べれば自由で信用性が高いことは間違いありませんが・・・。
なので新疆ウイグルの問題はわたしはどちらかというと慎重に扱っています。中国の態度に大きな疑念と不信を抱きつつ。
中国政府や中国メディアはいつも次のような主張をしています。
強制労働の事実がないことは、多くのイスラム諸国の大使らが当然のように知っていると。
これは彼らをウイグル自治区に招待し、平和な状況を目の当たりにしたからだというのです。
同様にEUの特使を招待しているものの、彼らは一切応じていない。それなのに批判するのは不当だとしているわけです。
こうした見学会を嘘で塗り固めるのは難しいことではないでしょう。わざわざ恥部を見せる国なんてどこにもない。
なので良く見せることは批判しませんが、必ずしも現実を映していないため、それだけを鵜呑みにするのはどうかと思う。
だってこうしたところは政府が最も操作しやすい部分だから。なのでEUの特使が訪問しないというのも理解はできます。
一連のウイグルへの疑惑の中で、綿製品の問題も浮上しています。
最近ではH&MやAmazonが取り扱わないと主張して、中国側からの大きな反発を招きました。
Amazonに関してはまだ色々抜け道があると中国の関係者は話しているようですけどね。
強制労働との関連性が疑われるという段階でここまで大げさな対応をするのはどうかと考える一方で、わたしは別の見方をしています。
中国メディア曰く、ウイグル自治区の綿花生産量は莫大で、農民の半数以上がこれに関わっていると言います。
新疆ウイグルの綿花を買うことが彼らへの支援となっているかどうかはさておいて、世界はこのウイグルの綿花に依存しているそうです。
中国は確か、世界を中国に依存させることを目標にしていました。それを考えれば、ここへの過度な依存は早々に避けるべきです。
そういった点からは今回各企業が行っている、ウイグルの綿花購入停止は良い方向に進んでいると言えますね。
先日の報道では、ウイグルへの大量虐殺があったという米国政府の主張に対して中国政府が「世紀のおおうそ」だと言っているようです。
ああ、そういう風に言う。まあ、中国が大量虐殺の定義をどこにおくかはさておいたとして・・・。
中国政府が隠し続けているありとあらゆる不都合。
抗日戦争、大躍進の失敗、文化大革命、天安門事件、チベット弾圧についてはどうなのかな?これらに対しても同じ事を言う?
それを聞いてみたいですね。誰が歴史修正主義で誰が事実を歪曲し隠ぺいしているのか。一つ一つ答えて欲しい。
そして中国共産党政府がどういう体質なのか、国民に対して明らかにすべきだと思う。
国内外に対して都合良く事実を隠し続ける体質。それを含めてわたしたちはあなたを糾弾し続けてるんですよ!まあ知っててこうやってるんだろうけど。
お〆め
集団の破壊を意図している場合はジェノサイド行為にあたるとされていて、欧米メディアや人権団体はこれを指摘してるんだよ。
そして・・・しらゆきさんとうつっこ
例えば仕事で追い込まれたときとか。頭の中がぐつぐつしてくるよね。やってもやっても追いつかない~って余計あせるの。
でもまたすぐ現実に戻っちゃうんだけどね。
それを見るとなんだかほっとする。わたしもそんなにがんばりすぎなくていいかって。ふふふっ。