#0176 中国で大暴落した輸入さくらんぼ価格!ウイルス検査陽性で危険物扱い??
(ゆ)中国では突然輸入サクランボの価格が大暴落!ウイルス検査で陽性となったためと思われます。
しかし政府はそれを完全否定!チリ産の輸出量増大が原因としています。
なぜか必死にチリ産サクランボを擁護する中国政府。その理由は??
今回の3行まとめ!
- 輸入サクランボのウイルス検査陽性
- 価格下落の原因は輸入量増加?
- 相次ぐウイルス検査陽性判定
22日の再検査では陰性判定となったと発表されましたが、この報道を受けてサクランボ価格が大幅に下落したようです。
例年だと5kgで約5,000元前後、日本円で8万円前後で取引されているようですが、3,000元程度、約5万円でも買い手がつかないそうです。
中国国家統計局は、主な価格下落の原因は、輸入の大半を占めるチリ産の輸出量増加で、昨年より輸入量が38%も増えたことが影響しているとしています。
さらに追い打ちをかけるように、無錫や江蘇、河北などでも輸入サクランボのウイルス検査が陽性となったと伝えられ、さらなる価格下落を引き起こしています。
26日にはサクランボを5日間で6パック食べたという女性が下痢で20回以上トイレに行った後卒倒したというニュースが報じられました。
これは単に食べ過ぎて鉄分過剰摂取またはシアン化物中毒になったとされていますが、サクランボのイメージをさらに悪化させました。
中国疾病予防管理センターの副所長は、ウイルス検査の結果が陽性だとしても、ウイルス量は非常に少なく、一般消費者が感染するリスクはないとしています。
しかし消費者は敬遠しているようで、ネットでも注文をキャンセルしたというコメントも見られます。
中国ではこの他にもタラバガニ、豚の肘肉、手羽先、アイスクリームなどで陽性判定が出て、食品の安全性への関心が高まっているようです。
編集所感
今回の概要!
- 安全宣言する政府とメディア
- 検査強化が裏目に?
- 悲惨な日本の検査体制
中国政府は、新型コロナウイルスはあくまでも海外から持ち込まれたものと証明するために、食品のウイルス検査を徹底しているようですね。
その結果、相次いで様々なウイルス感染が報告され、その度に騒ぎになっているようです。
食料輸入大国中国としては、こうして検査結果を公表することで、政府が正しく対応している姿をアピールしたいというのもあるでしょう。
やっていることは悪くないでしょうが、人体に影響のない場合でも発表されるため、今回のサクランボのように誤解を招いて騒ぎが大きくなることもあるようです。
政府やメディアが専門家の意見を聞いて火消しに必死ですが、一般市民の頭にはサクランボは危険と刷り込まれたようで、もう手遅れのようです。
チリ産サクランボの輸入量増加と価格下落の因果関係は確かなようで、昨年末の大量入荷から価格は下落しているようです。
しかし更なる下落を引き起こしたのは今回の報道で、しかもここ数年間、毎年のように陽性だったと報じられると、消費者の購買意欲は消えてしまったようです。
中国政府としては、毎年陽性だったので今年も問題ないと主張したかったようですが、逆に権威失墜となったようですね・・・。
そうなると陽性となったものに対して消費者は厳しい視線を向けるようになり、多くの品目がそのあおりを受けているようです。
中国は輸入量が膨大ですから、海外の生産者は大きな打撃を受けることになるでしょうね。
チリなんて生産したサクランボの9割近くが中国への輸出ですって!!売れなければ大変なことになりますね。
また、中国の輸入業者も大変な目に遭うでしょうね。当初の想定価格では売れなくなるでしょうから。いつ収まるかも分からないし・・・。
その、分けて考えなければならないのは、中国が特に注視しているのは冷凍食品で、新型コロナウイルスが2~3ヶ月生き続けるとされているからです。
今回のサクランボの場合は冷蔵となるので、それほど長く生きられないし、家庭でも洗って食べれば問題ないと中国の専門家は話しています。
中国政府はとにかく対外向けに、新型コロナウイルスは中国由来ではないと宣伝したいだけということです。
また、こうして検査しているアピールをして、中国は食品の安全品質管理を徹底していると印象づけたいのでしょう。
だったら輸出前の検査をしっかりしてほしいものですね。日本が輸入する食品の食品衛生法違反の25%近くが中国だそうじゃないですか!
特に野菜の残留農薬違反が多いそうで、以前より少しはマシになったとは思いますが、まだまだ中国の農産物への不安感を消えませんね。
問題は日本側にもあって、人員不足なのか輸入農産物に対する検査率が圧倒的に低いということです。
全体で8.5%。中国からの輸入は多少他の国よりも強化されていて9.5%ということですが、皆さんはこの数字、どう感じますかね。
輸入食品に対する検査という点では中国の方が徹底しているということになります。
日本は危険が不安視される中国に対してもまだまだ甘いという恐ろしい現実・・・。
そういえば中国で新型コロナウイルスが大流行していた時、どこかしらのラーメン屋が中国産の玉ねぎが手に入らなくて価格維持が難しいと言っていました。
基本的に国産野菜を謳っていなければ、怪しい中国産野菜が使われていると考えても無理はないでしょうね。
加工品なども全ての材料の原産地を表示する義務はありませんからね。下手したらお惣菜の材料は全部海外産かもしれません。
自炊する人は中国野菜を避ければよいだけですけれども、外食や配達サービスを多用している人は、諦めるしかないかもしれません。
お店側は競争が激しいのでコスト削減第一ですからね。利用者の健康は犠牲になっているかもしれません・・・。
お〆め
今日はわたしのお気に入り家電!真っ赤な冷蔵庫についてです。思い入れとかどうしてこれなのかとかをお話しまーす!😊
あつまれ!しらゆき姫のてんこ森
第005話 しらゆきさんの真っ赤な冷蔵庫!
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