#0124 韓国文在寅政権で国の借金1.5倍!それでも赤字国債積極発行!
今回の3行まとめ!
- 増え続ける国家債務
- 政府の楽観的成長率予測
- 国家債務比率増加は問題ない?
任期が終わる2022年には、1,070兆ウォン(約95兆円)にまで膨れあがるとの予測が出ています。
(参考)朝鮮日報 2020/09/02
文在寅政権は、経済回復のための健全な赤字だとして、赤字予算を編成し続けています。
にもかかわらず、目標としてきた経済成長の数値は達成されず、今年は感染症の影響を受けて、IMF以降で初めてのマイナス成長となる見込みです。
韓国政府は今年と来年の経済成長率をそれぞれ0.1%と3.6%になると予測しています。
しかし韓国銀行はこれよりもはるかに低い、-1.3%と2.8%になると予測しています。
与党内からは、金利政策にも限界があることや、インフレ率が低下していることから、積極的に赤字国債を発行しても問題ないとする見方も出てきています。
各国でも懐疑的な見方の強い現代貨幣理論(MMT)が韓国でも適用できるのではないかという考えです。
MMTは米国では民主党のサンダース議員が。日本ではれいわ新選組の山本太郎氏が提唱しています。
ただ、これには韓国銀行は否定的な見解を示しています。
また、基軸通貨でもない韓国は負債比率が高まれば、信用格付けが下がってウォンが暴落するという見方が根強いようです。
財政健全化への道が険しくなった今、様々な意見が飛び出しているようです。
編集所感
今回の概要!
- MMTってヤバくない?
- 韓国政府の赤字と雇用対策
- 赤字国債まだまだいける?
そう言いつつも早速脱線しますけど、山本太郎のれいわ新選組への指示は、このMMTを支持することになるわけですが、無視している支持者が多いですよね、きっと。
彼らの言う消費税廃止はこのMMTを根幹とした、巨額の赤字国債発行に基づいているわけで、それに目を背けて支持するのはどうかなと思います。
れいわ新選組を加えた野党結束が行われなかったのは、このMMTの採用に関して他の党が全く同意できないからで、今後も選挙協力は行われないでしょうね。
それだけ賛否両論が分かれるというか、異端扱いされているのがこのMMTなわけで、サブカルチャー経済学なんて呼ばれたりもしています。
一方で、米国や日本がやっている国債発行はMMTそのもので、徹底していないだけじゃないかなどという見方もあります。
確かに米国も日本も膨大な額の赤字国債を発行していて、数字上は国の借金が大変なことになっていますが、国が傾いていると思っている人はそう多くありません。
一部の人は、負債イコール悪いもの、と見ていますが、債務を抱えることで経済が好転し、循環していくのであればよいという見方もあります。
経済が縮小しながら小さな黒字を出すよりも、赤字が多少増えても活力があった方が良いという考えです。
MMT自体がどちらかというと左派というか、改革派に受け入れられているというのもあります。
まあ、新しい理論ですからね。保守とは対極にあります。
MMTの極端な例はさておいても、文在寅政権も似たような考え方で、赤字国債を増やしてでも経済の活性化を目指すというものです。
日本も韓国も、赤字国債に対する強い抵抗感があるのは同じですが、韓国は文在寅政権によって債務比率がどんどん上がっていますからね。
それに対して保守派からは批判が集中しています。
実際、大金を注ぎ込んだ雇用対策が成果をあげることができず、数兆円がどこかしらに消えてしまいましたからね。
最近は50代60代に、行政系の雇用を創出して数字的には大きな改善が見られていますが、相変わらず若者の雇用は悲惨な状態です。
青年失業率には反映されない、就職を放棄した若者も増えています。
メディアが恐怖を煽りまくるので、恐らく文在寅支持派にも赤字国債の発行は人気がないと思います。
とは言え左派の目指す大きな政府には着実に移行しているわけですけれども。
文在寅政権の目指すものはさておいて、わたし個人としては韓国はまだまだ赤字国債を発行する余裕があると思いますけどね。
中国はまだ買ってくれるかな?
条件としては、米国ドルまたは日本円の大量の確保だと思います。
日本円はスワップを拒否され続けているので絶望的ですね。日本にメリットないし、助けるつもりもないでしょうから・・・。
米国ドルはどうなんだろう。今から確保している余裕はないからやはりスワップ頼みかな・・・。
最悪は中国元でもいいんじゃないかな?いや、ダメな気がしますね。
まあ、何にせよいざという時は中国が助けてくれるかもしれませんよ。
ちょっと適当になってきましたが、韓国の赤字国債発行はまだまだいけるはずです。
南米諸国のようになるなんて声はありますが、しばらくは大丈夫だと思います。
パッと飛んでしまう時は突然、一瞬にしてだとは思いますけど・・・。
お〆め
じゃあ例えば100万円借金したら、収入が毎月5万円増えるとしたら借金する?
でも、企業経営や国家運営として考えるとそれほど恐ろしいことでもないんですよ。
企業だって、何百万とか何千万。規模によっては何億円と借り入れして、低い金利を支払って事業を拡大していくんだから。
まあ、今はこういうご時世ですからまた別の恐怖があるとは思いますけど。
でもどんどん膨れあがってるんですよね?日本も韓国も。
借金が増えても苦労のない生活を延々と続けられるのであれば、世界にとってもそれの方がいいの。
逆に毎月数円の黒字しか出ないけど、借金はないといって貧しい生活を続けていたら、世界経済のためにならないってこと。
感染を恐れて経済が回らないと何もかも死んじゃうでしょ。
そして・・・
何か太ったのに損したって感じ。値段も安くなかったし。
あっ、天ぷら屋さんっていうと、その中華料理店の近くに老舗のお店あるんでしょ?そこってどうなの?